耳寄り情報
2014年08月06日

欧州車のモールが綺麗になります。

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私のBMWのドアガラス周りのモールです。

左の画像は施工前で右の画像は研磨終了後です。

劣化はそんなに進んでいないので簡単に綺麗にツヤが戻りました。

国産のモールがステンレスを使用しているのに対し、欧州車はアルミニウムにアルマイトコートしているものを使用しています。

アルミニウムはそのままの状態でも表面に薄い酸化皮膜を形成してますが、人工的な処理で酸化皮膜を厚くさせ、表面の耐食性や耐摩耗性を向上させたものが

アルマイト皮膜といいます。

本来アルマイト加工されたモールは風通しが良く、常にキレイな状態にしておけば、かなりの耐候性や耐食性を発揮するものですが、

自動車の外装という性質上、モールも塗装面と同様に様々な汚れが付着します。

汚れ(シリカスケール、空気中の埃や油が固着したもの、水垢、塩分)が付いたまま放置していると、そこから徐々に腐食が始まり、

素地とアルマイト層の熱膨張率が異なることでクラックが入り、その中にまで汚れが浸透し、

固着してしまう現象が起こります。特に酸性、アルカリ性の汚れが付着した場合には、その影響が大きくなります。

腐食があまり進行しないうちに対処しておけば簡単にもと通りに戻ります。

かなり腐食していても時間をかければある程度綺麗になります。