作業エピソード
2015年05月28日
プリウスのドアのプレスラインの凹み
プリウスのオーナーさんからデントリペアの依頼を受け、拝見させて頂いたのですが
ドアの上部のプレスラインに直径3センチに近い大きさのえぐい凹みでした。
一番厳しい部分です。
ハイブリット車やホンダN-BOXは軽量化の為薄くて硬い高張力鋼板という鉄板を使っています。
鈑金ができない為、ほとんど交換となり費用も高くなります。
このような鋼板でも少しのヘコミであれば再生可能ですが、拝見させて頂いた凹みはかなりひどいものでした。
個人タクシーとして使用されている車両で、鈑金に出すと日数も掛かり営業できない日が続きますので、なんとかデントリペアで修理したかったのでしようが
「目立たないくらいまで誤魔化すことはできますが、完璧に元に戻すのは多分無理だと思いますよ」と回答するとかなり落胆されていました。
自分で凹ませたのであれば納得できますが、相手のドアでやられてしまったもので
誰にやられたかわからないのですから気持ちは解りますねー
軽量化もいいですが、修理できなくなっては本末転倒です。
メーカーだけがも儲かるような風潮にますますなっているような気がします。